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手渡されたばかりの Modern Primitive を持つ Steve Vai と、隣に立つ Alberto De Gattis

Steve Vai · 2016

Modern Primitive

Steve Vai のためにすべて手作業で製作し、2016年9月にカラブリアで開かれた Alien Guitar Secrets Master Class で手渡しました。名前は、その年の本人のアルバムから取っています。

Modern Primitive はそのまま個人コレクションに入りました。本人の公式サイトには SV 362 として掲載されています。

Alberto De Gattis は、イタリアでの Steve Vai のギターテックでもありました。ツアー中の楽器を準備し、面倒を見ていたのは本人です。これは逸話のひとつではありません。このギターが受け取られた理由そのものです。人の楽器を手にしてきた者は、その人に何を作ればよいかを正確に知っています。

受け渡しの場には夫人の Pia も居合わせ、その日の写真の一枚では彼女がギターを抱えています。Steve は気に入り、のちに Ibanez との話のなかでこのギターに触れることになりました。

Steve Vai 公式サイトの掲載ページ

設計

Steve が気に入ったところ。

本人のシグネチャーモデルのハンドルは、30年以上かたちを変えていませんでした。ホールの後ろからでもあのギターだと分かる、目印そのものです。あとから出たモデルでは、その図柄が変わっています。

  • ハンドルの彫り
  • ハンドルの形。本人のサインと同じ V と、ピラミッド
  • パール調の塗装
  • 12フレットの三つの点。オリオンの三つ星を思わせます
  • 前腕の当たる三日月形のコンター。縁を丸めるのではなく、ボディに彫り込んであります
  • プラスチックではなく金属のノブ
  • 体の当たる裏側のコンター
  • ホーンの裏の削り込み。ハイポジションで左手が自由になります

本人はそのハンドルをダイヤモンドと呼びました。そして名前も本人が選びました——Jewel。以来、現行モデルのひとつになっています。

仕様

ボディ
カナダ産アルダー、1ピース
ネック
ブラジリアン・ローズウッド
指板
ブラジリアン・ローズウッド
トラスロッド
2ウェイ
ナット
Ibanez
ペグ
Schaller 508A
ブリッジ
Ibanez Lo Pro Edge
ピックアップ
DiMarzio Evolution
ポット
500k
フレット
Jumbo 2.70
Raggio
16"
スケール
25.5" (64.8cm)
ポジションマーク
白蝶貝のドット
White pearl
ボディ塗装
ポリウレタン・グロス
ネック・指板塗装
Tru-Oil
String Theory featuring Steve VaiErnie Ball

映像

Modern Primitive が収まったギタールーム。Ernie Ball が String Theory シリーズのために撮影したものです。

YouTube で見る

写真すべて

Modern Primitive

Modern Primitive の全体、斜めから

Modern Primitive

掲載

Guitar Club、2016年11月号。

Guitar Club 2016年第11号

いまどこにあるか

この2枚は Steve Vai のスタジオで撮られたものです。壁の矢印は私が入れました。30本ものギターが掛かっているなかでは、それなしでは見つからないからです。

  • Steve Vai のコレクションのなかに掛かる Modern Primitive。矢印で示してあります

    壁の上、他の楽器に混じって

  • Steve Vai のギタールーム。並んだギターのなかに Modern Primitive があります

    ギタールーム